1. 触感の対比をデザインする
3素材を同列で並べると単調になります。粗い石 × 細かい木目 × 中性のRC のように、視覚と触覚に明確な対比を持たせます。指で触れたい場所の素材ほど時間をかけて選びます。
2. 色温の平衡
RC は冷たい、木材は温かい。両者を同空間に置く場合、暖色の木材で冷たさを中和するのが原則。比率の目安は木材 60% : RC 30% : 石 10%。
3. 視線の層級
| 床(最も多く目に入る) | 石またはオーク(最高品質を) |
| 壁(中位) | 左官・木板・タイル |
| 天井(最少) | 木板または塗装 |
4. 経年変化の予測
木材は10年で深い飴色に。RCは中性化と汚れで紋様化(嫌うか活かすか)。石材は最も安定し、20年経っても表情を保つ。「経年で美しくなる素材」を主役に据えるのが日本流。
5. 予算配分の原則
予算の 60% を視線高さ 1.2〜1.8m に集中。見上げる天井と見下ろす床に高級素材を使うより、目線の壁・建具に投資した方が効果が高い。
素材は"並べる"のではなく"対話させる"。1つの空間に3素材まで、それ以上は混沌に向かいます。